ヴィヨン・ヴィンブラッド

ヴィヨン・ヴィンブラッド

ヴィヨン・ヴィンブラッド(Bjørn Wiinblad)は、画家として、デザイナーとして、陶芸家として、そしてステージデザイナーとして世界を舞台に活躍した国際的アーティストです。

ヴィンブラッドのプライベートギャラリーとして有名なコペンハーゲン市のマグレートホテルの陶板ギャラリーは、高さ3m×幅3.5mの大型陶板や、ハウスウェアーも日常展示され、世界の著名人が、数多く訪問しています。

ドイツのローゼンタールポーセリング、カップ&ソーサー、フィギリンの量産作品制作終了後は、ヴィンブラッド自作工房で、ブルーハウス陶芸作品を数多く手がけ、アメリカやイギリスにも数多く発表しています。

1918年
デンマークのコペンハーゲン生まれ。
1943年
ドイツのロイヤルアカデミーオブアートで学び、その後ラーズ・サイベルグで陶磁器の作品制作。
1946年
ニーモル・ファジャンスファブリックと提携、製品制作。
1952年
ドイツにアトリエ設立。
1956年
ドイツ/ローゼンダール・ポーセリング社で様々な美術品、工業製造用の作品・陶器・銀製品・グラス等制作。
1970年頃
コペンハーゲンに、自宅兼アトリエの『ブルーハウス』を設立する。
1974年
デンマークで芸術の最高の名誉として与えられる『マスター職人賞』を受賞する。
1977年
岡山県の『倉敷チボリ公園』プロジェクト参加。
1997年
新宿高島屋・日本橋三越でヴィンブラッド展を開催。
2006年
死去(※通説による)

■著名作品■

  • ブルーハウスオリジナル陶板
  • アラビアンナイト絵皿
  • ベルサーチカップ&ソーサー

ヴィンブラッドは、デンマーク最高の名工陶芸家と言われ、マイセン、ローゼンダール、ロイヤルコペンハーゲン窯で数多くの名作を残しました。
特に、『チタニア』『アルルの女』『ユーモレスク』は三大名作と称され、それぞれ全ての顔の表情が異なります。
一品一品ハンドメイクされ、目や口元を独特の表現で制作されたものが多いです。
ヴィンブラッド全盛期の1996~1997年頃の作品は、ヴィンブラッド最高傑作であると言えるでしょう。