

常岡北欧現代美術館は、2012年11月に新設された美術ギャラリーです。
ヴィヨン・ヴィンブラッド、アージー・グリース、リーフ・ジェンセン、ヘレン・ウィルシャイアーら北欧、オセアニアの有名作家13人420種、720点所蔵しております。
是非一度ご来館下さい。
北欧の巨匠達との出会い
私と北欧の巨匠、アージー・グリース、ヴィヨン・ヴィンブラッド、リーフ・ジェンセン、ジョン・デューク、リン・ウッツン氏等との出会いは、1995年倉敷チボリ公園促進会で日比谷花壇、日比谷アメニス、広島化成の一員として芸術作品の輸入業務を手掛けたことから始まる。
当初この準備委員会は、著名プロデューサー堀先生のプロデュースで岡山市で開催する予定になっていたが、諸事情で倉敷チボリ公園輸入促進委員会として設置場所が倉敷市に変更となる。
インフラ設備の大半が岡山県下の建設業者が施工する事となり、大本組、松本コーポレーション、逢沢工業等、大手業者の基で日比谷グループが芸術作品を含めて、施工体制を確立した。
芸術作品の輸入価格は膨大な額となり、私が手掛けた輸入品の総額は22億3000万円に上っていた。
特に、リーフ・ジェンセン、アージー・グリース、ヴィヨン・ヴィンブラッド、リン・ウッツン氏等の作品は、1点6,000万円~1億2,000万円という高額な作品があり、アーティストとの交渉や制作日数、制作チェックは大変な作業となり、私は準備期間中は日本とコペンハーゲンを20回近く往復したことを覚えている。
アージー・グリース氏のアトリエはイタリアのピエトロサンテにあり、「七海洋大噴水」が完成するまでに10ヶ月を要したし、リン・ウッツン氏の大型ランドプランター噴水は1年近くかかったのを覚えている。
リーフ・ジェンセン氏のマーメイド像、ロンビュー像は、金型に6ヶ月、完成成形に7ヶ月を要した。
ヴィヨン・ヴィンブラッド氏は陶板が主であったが、完成した作品はローゼンダールよりロイヤルコペンハーゲンの方が秀作であった事を覚えている。
ヴィヨン・ヴィンブラッド氏とは特に親密な交流が始まり、晩年の陶板作品には、私の提案した白地、青地陶板にエッチング加工する技法の作品をコペンハーゲンシェラトンで発表し、マガジンデパートでも発表したが、ヨーロッパ人には余り人気が出なかったようである。
非常に残念なことだが、倉敷チボリ公園は岡山県及び倉敷市の官民共作のテーマパークであったにもかかわらず、2009年12月に閉園した。
350億円という多額な資金を投入したプロジェクトが中止され、盛況な千葉アンデルセン公園、北海道農業公園等、デンマークをコンセプトにした地方公園がある事に、万感の思いがするものである。
私は『倉敷チボリ公園』の準備に奔走する間に、多くの北欧の巨匠達と知り合い、親交を持つようになった。
所蔵する作品は、世界に一点しかない作品が多く、その貴重な素晴らしい作品を、少しでも多くの皆様にご覧いただきたいと思う。
常岡北欧現代美術館 館長 常岡琢磨
常岡北欧現代美術館 沿革
歴史
1993年 | 7月 | 画廊喫茶ZAO開設 代表 常岡琢磨、副代表 室井徹 | |
2012年 | 11月 | 常岡・篠田北欧ミュージアム開設 開設時所蔵品
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広島市 |
2016年 | 5月 | 名称を「常岡北欧現代美術館」に変更 |
出展
1997年 | 7月 | 倉敷チボリ公園開園 開園時大型モニュメント直輸入設置品目
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倉敷市 |
1999年 | 4月 | TSP太陽 第1回北欧巨匠展開催 | 東京TSP本社 |
2000年 | 3月 | 日比谷花壇グループ 北欧展開催 | 東京日比谷公園 |
2003年 | 4月 | 都市緑化おおいた花博覧会出展 | 大分市 |
2004年 | 4月 | 熱海花博・浜名湖花博出展 北欧展 | 熱海市 浜松市 |
2005年 | 4月 | 福岡アイランド花博出展 北欧展 | 福岡市 |
2006年 | 4月 | 大阪城花博出展 北欧展 | 大阪市 |
2007年 | 5月 | アンデルセン公園花博出展 北欧展 | 船橋市 |
2008年 | 5月 | ぐんま花博出展 北欧展 | 前橋市 |
2009年 | 5月 | 岡山西大寺花博出展 北欧展 | 西大寺市 |
2010年 | 6月 | 平城遷都1300年祭奈良花博出展 北欧展 | 奈良市 |
10月 | 上海万博デンマーク館出展 北欧展 | 上海市 | |
2011年 | 9月 | 珠海・マカオ産業博出展 北欧展 | マカオ市 |
2012年 | 10月 | 東京花博出展 北欧展 | 東京日比谷公園 |
2013年 | 1月 | 国営ひたち海浜公園 マーメイド展 | ひたちなか市 |
2014年 | 12月 | 山陽百貨店 北欧展 | 姫路市 |
2015年 | 11月 | 山陽百貨店 北欧美術展 | 姫路市 |
代表者
代表:常岡琢磨
早稲田大学法学部卒。現在日鉄インターナショナルINC代表。
1995年10月より倉敷チボリ公園輸入促進委員長として、3ヶ年間コペンハーゲンチボリから倉敷チボリへのアートインフラ設備に携わり、ヴィンブラッド、アージー・グリース、リン・ウッツン氏等著名アーティストと20年来の交流がある。近時は山陽百貨店等との美術展示販売を手掛け、作品の鑑定力には定評がある。
所蔵作品(一部)
- アージー・グリース作『七海洋大噴水』絵画
- アージー・グリース作『アコヤ貝』スケッチ原画
- アージー・グリース作『倉敷チボリ』ポスター原画
- ヴィヨン・ヴィンブラッド作『メリーゴーランド』原画
- ヴィヨン・ヴィンブラッド作『舞踏会』原画
- ヴィヨン・ヴィンブラッド作『ロイヤルバレー』6角組陶板
- ヘレン・ウィルシャイアー作『Midsummer Night(真夏の夜)』油彩原画
- ヘレン・ウィルシャイアー作『Emerald Doves(エメラルド鳩)』油彩原画




